スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

映画


『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

観て参りました。
多大な期待を抱き足を運びましたが、面白かった。
今も映画が脳裏にこびりついております。
とにかく無駄のない作品でした。流石だなぁと思います。
グロい作品が苦手な人には厳しいかも知れませんが
全てのキャラクターが強烈な愛情を動機に
極めてシンプルに動いていく作品で、伯爵は好きです。
剃刀が喉を切るシーンは見ていてえぐいのですが
スウィーニーが娘への愛を歌いながら
小気味良く次々と喉を切り殺害していくシーンは
笑ってしまいました。
凄く好きなシーンですね。
真剣故に滑稽で笑ってしまうけれど切ない、
そういう表現が凄く好きなのです。
マシェリはそういうのを目指した内容でした。滑稽で笑うけれど切ない。
LIEBENDERのハインにもそういった要素は入れたつもりです。
技術も才能もないので出来は悪いでしょうけれども
それが伯爵の芸風なのではないかと思っています。
ああ、伯爵の芸風の話など、どうでもいいですね。
この映画はパッと見にはグロさに目が行ってしまうかもしれませんが、
偏執的な愛、盲目的な愛、利己的な愛が
スウィニー、ミセスラベット、タービン判事から見られ
実に伯爵好みの、愛の物語でした。

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Posted by eisen