アナログ・アクリル

制作全般, 趣味

3月7日。食事に出掛けて。お茶を飲んで。どんな話の流れからだったか。

伯爵の父親が若い頃に油絵を描いていた話、伯爵も学生の頃に油絵を描いたことがある話、そして乾かす時間がかからず油絵的に描けることでアクリル絵具が好きだった話をお連れさまにしておりました。
油絵はもう描くことは無いだろうと道具を捨ててしまったけれど、アクリルの道具だけは一式保管してあると言うと「アクリルで描いた絵が欲しい」と言われ、じゃあ描きましょうかと言うと「テーマを決める」とのことで、テーマを預かり、久し振りにアナログで描くことにしました。

「同人ゲームが完成したらアナログ絵を描きたい!」と思いつつ何年も月日が過ぎていたのですが、とっても久し振り、15年以上ぶりのアクリル絵具です。
もう絵具が駄目になっていたりするんじゃないかとも思っていましたが、出してみるとどれも使える状態で、あと、思いのほか、大量の絵具を持っていた自分に驚いたりもしましたw

18cm×14cmのキャンバスボードを持っていたので、それに描き始めましたが、もう筆の使い方も絵の具の重ね方もさっぱりわかっていない感じで、なかなかに面白かったです。
いかに自分がデジタルに慣れていたのかがよく分かって、愉快痛快です。
どうやって描くんだっけなぁ、とグネグネと絵具を塗り重ねていきましたが、そういう手触りが面白かったですね。

翌8日、舞台を観に行く移動時間などにテーマを元にどんな絵にするか構想を練って、翌月曜日の夜から毎日描き進めて、金曜の夜には完成しました。
小さいキャンバスなので時間がかからないんですね。すんなり描き終わってくれました。
描き始めて思ったのですが、アナログ絵はこの世に一枚しか無くて取り返しがつかない感じがいいですね。

土曜の夜に完成した絵をあげてしまったのでもう手元に無いのですが、このもう手元に無い感触もアナログ絵の醍醐味かもしれません。

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