うそ鳥

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 11月3日。谷保天満宮の『おかがり火祭り(庭燎祭)』を楽しんできました。関東における奇祭の1つと言われているそうです。
 本社拝殿の前に高さ3メートルにも及ぶ2基のマキの山を積み、一斉に点火して炎の高さを競い御神木の転倒を防ぎ合います。
 おかがら火にあたると悪い病気にかからないと言い伝えられているそうです。
 一番前で長い時間炎を見つめていたので熱さが大変でしたが、巨大な火の塊を見ることは日常では無いことなのでなんとも言えない景色でした。
 日本画で描かれる炎は写実的だったんだな、と思うような紋が見えて、炎の流れる線はとても綺麗でした。
おかがら火

 この夜に限り行われる天満宮独特の『うそ替え』神事も体験。
 『うそ替え』というのは『うそ鳥』を交換することで『その年 心ならずも話したり行ったりしてしまった嘘や嫌なことを帳消しにし、嘘として吉にとり(鳥)替える』とされているそうです。
 伯爵は『ここぞ』という時のために嘘は話さないことにしているのですが、嫌なことを行うことはあるので嫌なことが嘘になるのはとても有り難いです(笑)。
 きっと正確には起こったことは嘘にはならないでしょうけれど、嫌だと思っていた行いが吉に転じる、ということでしょうか。
 ユニークなデザインの鳥で、水色の羽が綺麗で気に入りました。腹部に空洞があり中に天満宮のおみくじが入っているのも面白いです。腹部に収まったおみくじの内容は悪かったのですが(苦笑)鳥替えるのがメインなのでよしとします。
 今年は心地良いこともあったけれど嫌なことが多かったので、吉に転じてくれるならいいなと思います。
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 この『うそ鳥』というものは今まで知らなかったのですが、調べてみたら太宰府天満宮亀戸天神にも『うそ鳥』はあるようですね。
 亀戸天神では1月にうそ鳥が行われるようで、こちらのうそ鳥もとても可愛かったのでこちらも行ってみたいなと思いました。

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