悪魔学……というより民俗・神話学

Cinderella [ シンデレラ ]

Cinderella [ シンデレラ ]の主人公であるベール様は
ゲーティアで有名な魔王バエルであります。
オリジナリティが出すぎて原型を留めていないように見えるかもしれませんが
伯爵なりに様々な情報を元に紆余曲折した結果であって
原型を無視しているつもりでもなかったりします。

ネット上で「バール・ペオルはバエルと同一?」という文章を見て
バール・ペオルはベルフェゴールでなかったか? とネットサーフィンを始め
気が付けばエジプト神話に関する関係のないところまで色々と読み進め
ああ、伯爵様の出来の悪い頭ではこれ以上は無理です、となり――我に返りました。
な……何をやっていたのだ、伯爵は。

バール関係は調べ始めると難しく
(バールを原型とする神はとても多いのです。唯一神THVHなどもバールが原型とか)
わけが分からなくなり伯爵は途中で投げ出すのですが
魔王バエルの原型、であれば古文書「アシュタルテ・パピルス」の記述にある
バール・ハダド或いはバール・サフォンと呼ばれる神だった、が定説でしょうか。
定説というほど興味を持つ人のない分野かと思いますが、でもまぁ、定説でしょうか。
もっと遡るとバビロニアの暴風神エンリル + 豊穣神タンムーズなどと
いわれてもいるようですが、個人的にはバエルの原型としては
カナンの主神、ウガリット神話嵐と慈雨の神バール、で
いいのではないかなと思っております。遡るときりがなさそうで。

しかしまぁ、もう少し体力が落ちて制作ペースを落としたい年頃になったら
また民俗学関連の本を色々と読みたい気が致します。
どんどん頭から知識が抜けていってしまっていて、少し寂しいのですよねぇ。
民俗学は消えゆく伝統文化への浪漫です。

ベール様大好きな伯爵ですが、青少年健全育成条例の改正案が通ったら
Cinderella [ シンデレラ ]は制作打ち切りだなぁ、と思っていたりします。
条例とは関係なく、制作再開出来るのはかなり先になりそうではありますが……。

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