12月になりました

制作思考雑感, ソドム72日

仕事が一段落したのでブログの更新を。
と思いましたが何を書いたものか。

11月は色々なことがあり、考えることが沢山ありました。
伯爵はクリエイティブ畑の人間との交友が殆どを占めますが
社長であったり、ベテランであったり、仕事になり始めた段階であったり
異なった層の人達との関わりがあります。
ただ自分自身が16、17年ほどクリエイティブ畑で仕事をしているのもあり
ベテラン層の友人が大半になってきたようにも思います。

年齢……いや、スタートした歳に個人差があるので年齢ではなく、
携わっている期間、でしょうか。
それによって見えているものや見え方が違い
話していても意図が伝わらない人が多くいます。
自分で経験しないと納得しないのだろう、と思い口を噤むことも多いです。

経験の浅い人は伯爵が当たり前だと思っていることが当たり前でない、
そういった当たり前のことを強く認識するような出来事があり、
9月10月頃からでしょうか。怖いなと思うことがいくつかありました。
クリエイターであれば、当然分かるであろう、想像がつくであろう、
そう思い込んでいることがそうではなかったことに気が付いて
考え込むことが多く、得るものがあったように思います。
またそれを得てベテラン層の友人と話して、確認することも色々ありました。
仕事が詰まっていたことで逆に人と会う予定を定期的に入れていて
(強制的に休みを取るために、です。働き続けてしまう性格なので)
お陰でいろいろな人と面白い話が出来たように思います。

初めて会う方もいて、それも面白かったです。
11月はソドムに声を提供して頂く声優の方が決まりまして
脚本の準備やスタジオの手配など、仕事の隙を縫って進めておりました。
数人の声優さんとは直接会ってお話させて頂くことになり
とてもよい経験をさせていただきました。
もう、7年くらい、なのでしょうか。声優業に携わっている方達で
伯爵の感覚で言えば業界に長いと言っていいと思います。
色々と、良くも悪くも見えているのだろうなぁというところと
だから、大変で、真剣なんじゃないかなと、思いました。
凄く彼らにとって貴重な時間を頂いて、制作に協力して頂くのだな、と思います。
1、2年の人と、6、7年の人と、十数年の人ではやはり違うでしょう。
同じ時間であっても、その重みといいますか。個人差もあるでしょうけれど。
直接お会いしていない方もいらっしゃいますが
役の解釈、役作りを真剣に熱心にやって頂いているのが
メールのやりとりからでもしっかりと伝わってきますし
脚本を読み込んで、練習もして頂いて、本当に有難いです。
ある種の、活字では伝えられないキャラクターの姿が
声の演技によって埋められるであろうところも見えてきているので
ソドムをプレイする方には、是非、声の演技を堪能して頂きたいです。

伯爵はもう、結構なベテランになってしまったので
最近は監修業へと求められるものが変わってきている部分があります。
伯爵の経験や見てきたもの、が如何程のものか分かりません。
ディレクションをする人間はクリエイターのことを分かっていないと、
各分野に関するある程度の知識は持っていないと、
そういった意識は比較的持っているつもりではありますが
そういった部分に関して、改めて考える時間を多く持てた気がします。

……ああ。
同人ゲームの制作ブログ、といった風情ではない記事になったかもしれませんが
パラロス・ブログは元々恐らくそのようなものです。
同人ゲームの制作は、上記の脚本制作や声優の方とのやりとり、
スタジオの手配など裏方的な作業を行っていたのと、
依頼して作画して頂いていた背景が少し上がってきたくらいです。
背景は枚数が上がってきたらサンプルをサイトに追加したい気がしますが
ボイスの収録後にサンプルボイスと一緒に公開することになりそうな気が致します。

ブログの更新すら止まってしまっているような状況であるにもかかわらず
いつもWEB拍手を押して頂いていて、ありがとうございます。
スピード感はやや落ちているかもしれませんが
着実に進められるところは進めておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

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