岡本太郎記念館

イベント, 雑談

岡本太郎は今年生誕100年を向かえ、
特設サイトなども作られ美術館でも記念展示が行われております。

● TARO100祭 ●

岡本太郎は美術大学を中退した後パリで芸術運動を行っていた方ですが
パリ大学で哲学・社会学・民族学を学んでいらっしゃり
ジョルジュ・バタイユらと親交を持っていたということで
哲学・民俗学も好きな伯爵としては、眩し過ぎる存在です。
バタイユからの推薦で秘密結社に入っていたり……凄い。

岡本太郎記念館
岡本太郎のアトリエと、小ぶりの展示スペースのある小さな記念館です。

『太陽の塔』の内部に造られ、大阪万博閉幕後失われてしまっていた『生命の樹』。
岡本太郎記念館で岡本太郎生誕100年を記念する展示として再現されると知り
「これは是非とも観たい!」と思い足を運ぶことに致しました。
フィギュア制作で有名な海洋堂がミニチュアで制作したものでしたので
やはり実際の『生命の樹』のような趣はありませんが
スライド映像で当時の『生命の樹』の様子が見られたのでよかったです。

『生命の樹』を始めて見たのはTVに映し出された大阪万博の映像でしたが
今、もうこの作品が見られない状態になっていることが非常に惜しく
この目で見てみたかった、と強く印象に残っていた作品でした。
岡本太郎は絵画よりも造形作品が好きなのですが
中でもやはり『太陽の塔』はとても好きな作品です。

岡本太郎は日本の伝統美術に興味がないけれど縄文土器に美を見出している、
というのを最近『生誕100年岡本太郎展』のWEBサイトで知ったのですが
伯爵自身が全く、同じで、……これは凄く嬉しく感じました。
伯爵が岡本太郎の造形作品が好きなのは
縄文土器の美しさに通じるところがあるからかもしれない、と
この解説を読んだ時に感じました。

岡本太郎記念館では、庭で造形を間近に見ることが出来るのですが
どれも素敵で、写真を沢山撮ってきてしまいました。

岡本太郎が最近の方の間でどういう存在なのか分かりませんが
『太陽の塔』はきっと皆さんご存知ですよね。
ある程度の年齢の方なら「芸術は爆発だ」という台詞は知っているでしょう。
今は渋谷駅連絡通路で『明日の神話』を見ることが出来ますね。
とても強い、迫力のある作品を作られる方なので
好き嫌いが分かれるかもしれませんが
若い方で、岡本太郎をよく知らない、という方は
一度作品に触れてみるのも面白いのではないかな、と思います。

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