懶惰な時間

制作思考雑感, ソドム72日

2月に入ってから、懶惰な時間を意識的に作るようにしておりました。

懶惰(らんだ)な時間。『義務的な営みをできるだけ避ける』ということです。
常に人と話して、人の話を聞いて満足しているだけでは、
創造力は枯渇するように思います。
自身はどう考えるか、何を考えるのか、何を思っているのか。
他人との関わりによる自身への気付きも多くあり伯爵の好むところでもありますが、
世俗から離れた懶惰な時間の中で見えてくるものも確実にあります。

懶惰。デカダンスに近いようで、異なる怠惰さ。
勿論、常に懶惰な状態では駄目でしょうしバランスですけれど
バランスという意味で、懶惰の足りない自身に気が付いた、ということです。
 
 
『怠惰』と言えば、『七つの大罪』にありますね。
『怠惰』には『憂鬱』『哀想』も含まれるとか。
何事が起ころうとも、休むことなく働き続けることが求められる。
それが『怠惰』を禁じる教えでしょう。

七つの大罪を取り除くということは、人間性を失うことのように感じます。
機械的になった人間は、支配者達には都合のよいものです。
『七つの大罪』を掲げる宗教の目的が見えてきますね。
しかし、憂鬱も哀想無い人間は、あまり魅力的ではないと伯爵は感じます。
伯爵は人間の持つ人間性というものが、愛しくて仕方がないのです。
 
 
制作に関するところで。
変わらず体験版の完成を目標に制作を進めており、
収録したボイスデータの切り出し作業をずっと行っております。
2月ももうすぐ半分が終わりますが、月の前半はインプット期間として過ごしたので、
後半は制作をどんどん進めて行きたいと思っております。
まだ一部背景が未完成、メシャクの表情組み込みが手付かず、SEも無し、
イベントCGの差分も無し、と、やることは色々と残っておりますが、
終わりが見えてきた感触もしてきておりまして、引き続き頑張りたいと思います。

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